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2010年2月

2010/02/28

浮上

え~、だいぶ更新してなくて、コツコツ続けられない私健在という、情けない2月でございました。
ホームシックでご心配いただき、メールやコメントをくださった皆様、ありがとうございました。
だいぶ吹っ切れたので、明日から3月でもありますし心機一転再開しようと思います。

「自分がほとほと厭になりました」という太宰治風の言葉が毎日頭の中に浮かびます。
ここ数年火照りっぱなしだった頭をクールダウンしたら、穏やかな生活が鏡のように自分を写して、4年ぶりに猛省の時期が来ました。
私には感謝が足りなかったんだなあ、と。
「ありがたいことです」とか口では言いながら、傲慢な私は確かにいて、ここではないどこかを求めていたんだなあ、と。

「自制」が今年のテーマかな。
「欲少なくして足るを知る」
それが身についたら体も心も身軽になれるかな。

4年前の猛省の時と違うのは、ほとほと厭になった自分を落ち着いて見ることができるという点で、私生まれ変わります的な自己陶酔もなく、ただただ、あぁ間違ってたなぁと静かにうなだれる毎日であります。また海の底に沈んだ感じなので、徐々に浮上しましょう。

最初は気にしなかったのですが、家から一番近い本屋さん、ご主人が私の好みと合うようで、読みたい本は大体揃っているので大丈夫そうです。
藤沢周平と池波正太郎と内田樹と養老毅と横山秀夫。
鬼平犯科帳やっぱり全巻揃えよう。

2010/02/16

ホームシック

本当は日曜から時間はあってちゃんと更新できたはずなのですが、どうにも気分がのらなくてしょんぼりしてました。

ブログを始める時に決めたことがあって、こうして誰もが閲覧できる媒体に記すということは例えば新聞と同じように公共性を持つものなので、個人的な愚痴とか誰かの悪口とか書くことはしないと思って続けてきましたが、今日はちょっと反してしまうかも。でもね、書かないとどうにもこうにも苦しいので、いいの。許します。

だんなさんの転勤が急に決まったので引っ越しまで慌ただしく、おまけに風邪を引いて声が枯れちゃったりした中、何とか乗り切ったという感じで岡崎にたどり着きました。嵐の中のようにめまぐるしかった数年が終わって、愛知へ行ったらきっと楽しい事が待っているに違いないと思って、不安はありましたが期待も大きかったんです。でもね、甘かった。やっぱり修行・修行の毎日です。

仕事を探すのに、電車で3・40分の名古屋にしようと思ったのですよ。大きい街なら求人もたくさんあるんじゃないかと思って。東横線でいえば渋谷から横浜、小田急なら新宿~町田くらいの距離です。それがね、こちらでは「ええっ、遠いね!」って言われるんです。「なんで岡崎からわざわざ名古屋まで仕事に出てくるの?」みたいに。「え、だって電車で30分だよ」って思うんですけど。「普通(各駅)だと30分じゃ着かないですよね」ってわけの分かんないことを言われ、特急がたくさんあるんだから別に問題ないでしょって思うんですけど。こちらにいるいとこによると、愛知の方は自分の住んでいるところ+名古屋しか知らないそうで、途中や近隣の市町村には興味がないらしく、知らないことろは遠いところのようです。そういえば、「岡崎遠くないですか?」って言ってた女の子に、「じゃああんたはどこなのさ」って聞いたら(そういう言い方は実際しませんよ、心の中でね)、名古屋の隣の町だけど電車が通らずバスなので40分くらいかかるとか。「じゃあ同じくらいですね」って言ったら「でもぉ、バスだから遠回りでぇ、普通の車なら30分くらいですぅ」って、「だから時間的には岡崎とたいして変わんないっつーのっ」と若干切れそうになりました。三河は三河、尾張は尾張で線引きがされているみたいで、地元名古屋の人ほぼ100%に「岡崎遠くないですか?」って言われました。私はいったいどこで働けば納得してもらえるんでしょうか? 地元岡崎と豊橋とか? 仕事内容よりもまず勤務地が制限されるのは、とっても窮屈です。

東京に帰りたいです。
こっちに来て自分がこんなに東京が好きだったとは驚きでした。
どこにいってもそれなりに馴染めてうまくやっていけると思っていましたが、私とっては東京が一番自由に生きられる街です。自由の意味がちょっとわかったのは収穫でしたけど、でもしんどいです。東京は優しい街です。いろんな人が暮らしているから、推して知るべしで深く聞かないし、どこから働きに来ていても線引をしたりしません。

またこちらには大きな本屋がありません。名駅にジュンク堂があるので楽しみに行ってどの階に何があるのかなと見てみたら、ワンフロアだけでした。ビルになっている書店はありません。どこもワンフロアです。そして一番売れている本はどこでも同じで、巻きバンドダイエットが棚一面に並んでいます。今心の拠り所が本なので、大きな書店はまさしくオアシスなのですが、どこにも見当たらず砂漠の真ん中にいるようです。ああ、心が渇く。

でもね、もしかするとこれもひとつの人生の転機なのかもしれません。私たち夫婦はできれば拠点を持たずに風の向くまま気の向くまま身一つで流れていくことを理想としていたのですが、今回のことでもう引っ越しには懲りているし、ふたりとも東京が一番居心地がいいことに気付いたので、これからの人生の在り方が少し固まったからです。東京に戻ったら永住するつもりです。そして東京を拠点にしつつ、行きたい所へ行きたい時にふらっと出かけられる生活を目指そうと思います。私にとっての自由とはボーダーレス、文字通り線引をしない世界で活動ができること。それを学ぶために今苦しいのか。越えたらまたジャンプアップできるのか。東京にはもうしばらく帰れないのですから、精進あるのみ。わかっているけど、しんどい。

本当はお世話になっている土地なので、国誉めしないと申し訳ないんですけど、今日は許してくだされ、家康。

2010/02/11

紀元節

だいぶ時間が経っていますが2月11日分の更新。

紀元節なので沿線の熱田神宮へお参りに行ってきました。
とてもくたびれていた上に冷たい雨が降っていたので、当初は家で寝ているつもりだったんですけどね。
改まった参拝の時はいつも家をひととおり掃除してから出かけているのですが、疲れているはずなのに体が勝手に動いて掃除を済ませてしまったので、これは来なさいということなのかしらんと、だんなさんと電車に乗りました。

広辞苑によると、紀元節は明治5年に神武天皇即位の日を設定して祝日としたのですが、第二次世界大戦後廃止されたそうで、昭和41年に「建国記念日」という名で復活し翌年より実施とのこと。私の生まれるちょっと前からだったんですね。
昨年の紀元節は香取・鹿島神宮へ参拝しました。一年経つのは早いです。

100211_007熱田神宮は三種の神器のひとつである草薙神剣がご神体で1900年の歴史があり、伊勢神宮に次ぐ大宮です。鳥居の向こうには木のトンネルが続いていて、すぐそこは駅前通りなのですがひとたび足を踏み入れると別世界です。そういう立地は明治神宮に似ています。熱田さんの雰囲気はお伊勢同様温かくて懐が広い感じです。でも私は本宮よりも、別宮の八剣宮が好きなんですけどね。神社をまわっていると時々鳥肌が立ったり足元がぐらぐらしてめまいのような感じがする場所に出会うのですが、この八剣宮もそうでした。一度目はこちらへ越してすぐの頃にお参りしたのですが、風邪が抜けきらなくて弱っていた体が参拝の後暖かくなり調子が良くなった感じがしましたよ。
ちなみに私の鳥肌&ぐらぐらゾーンは他に鹿島神宮の要石、伊勢神宮の別宮伊雑宮、月讀宮があります。特に月讀宮は真っ直ぐに歩けないほどで「うわー、そう何度も来れないところだわぁ…」と思いましたが、不思議と時間が経ってから力がみなぎる感じがしたので、また必要になった時充電に行きたいと思います。

話は変わって名古屋名物ひつまぶし、熱田神宮の入口に老舗がありまして、うなぎ嫌いの私がうなぎを初めて、しかも美味しくぺろりと食べられました。蒸していないから皮が香ばしく苦手なぬめりと臭さが無いせいかもしれません。一人前のおひつでお茶碗四杯程食べられて、私が一番美味しかったのは薬味を混ぜる食べ方です。開店時には広い駐車場があっという間に満車になるほどの人気。待たずに席に案内されたのはラッキーでした。

熱田神宮 http://www.atsutajingu.or.jp/
あつた蓬莱軒 http://www.houraiken.com/

2010/02/09

足りない恐怖症

おとといの、生活の贅肉も落したいという話に関連したお話。

私の育った環境では、とにかく不足はいけないことという認識だったんですが、田舎だからでしょうか。
それともうちの界隈だけだったのか。

冠婚葬祭等のお返しはもちろんのこと、例えばちょっとした親戚の集まりの食事とかとにかく何にでも「足りなかったら困るから」という一種の強迫観念ですよね、ことあるごとにその言葉を聞いて育ちました。

スリコミとは非常に恐ろしいもので、私にもすっかりその概念は定着し、冷蔵庫の中身から旅行の荷造りまで、「足りなかったら困るから」と常に多目に用意していました。
ひとりで暮らしている時も、結婚してからも。

あら、もしかしてその考えはおかしい?って気が付いたのはごく最近で、帰りが遅い日が続いて買い物に行けず、冷蔵庫にあるものをかき集めて夕御飯にした事がきっかけです。

私的にはおかずが足りなかったらどうしようと思っていたのですが、作ってみたらちゃんとご飯になって。あるもので間に合わせることが可能だって、しごく当たり前のことですが、私にはわからなかった。「そこにあるもので足らせる」ということが頭から抜けていました。
すご〜く不経済な生活をしていたんですね、恥ずかしながら。
しかしなぜうちの田舎はそんなに「足りない恐怖症」だったんでしょう。

「足りないことは恥」という感覚かも、親戚の振る舞いを見ていると。足りなかったらその時考えればいいのにね。どうにもならないことではないのだから。
取り越し苦労はいけませんね。

2010/02/07

そろそろ

2月に入って1週間経ちましたが、例年そろそろ花粉を感じる頃です。
今年はどうだろう。
1月の暖かかった時にくしゃみが出る日がありましたが、今はまだ大丈夫。
 
春は花粉が降り注ぐような山間で育ったのですが、違う町の高校へ行き始めたら、とたんに花粉症になりました。
生徒手帳の写真は泪目。

それと、木の芽時はとても苦手で・・・。
体がなかなか春にならないようで、暖かくなって楽しい季節なのに気分が沈んでしまうのが常で。
寒くなっていくのは平気で逆に元気なんですけどね。
でも今年は太陽とより強くつながっている気がするので、きっと楽しい春になります。
そのためにも季節に合わせてきちんと体を整えなくては。
自分の体は自分で世話しないとね。
最近もう若い頃とは違うんだなあと痛感することが多く、生きている間は好きな時に好きなところへ自分の足で行きたいので、可愛がって大事にしなくちゃなと思うのです。
ごめんね、私の体さん。

そんなことでちょっと(だいぶ?)さぼっていた体重測定をしました。

pigわが肉体の記録

体重75.0㎏ 体脂肪35.8% 体年齢55歳 BMI30.8

環境が変わったことを機にあれこれ見直して、脂肪だけじゃない生活の贅肉も落とさなくちゃ。
物質的にはシンプルで気持ちは豊かな生活を送りたい。
ここへ来て、要らないものは要らないんだなあと感じました。
本当に必要なものってそんなに沢山はないことに気がついたのは大きいです。

ここ数年の私はいろんなことでヒートアップしていたようで、これからの1年はクールダウンしてあちこちケアしつつ、次のステップへの準備期間になるのかな。

2010/02/06

春は名のみの・・・

pig今日の出来事

朝カーテンを開けたら窓一面が結露でびっしょり。ゆうべはだいぶ冷え込んだのね~と拭き取ってみたら、あららあたりの屋根が白い。
空は明るくなっていたのですが、家を出る8時頃またひとしきり降って、名古屋に着くあたりではすっかりお日様が出ているという、不思議なお天気でした。

100206_001 東北生まれなので冬に雪はつきもの。路面が見えていると「積もった」とは感じないのですが

100206_003 駅員さんのいない最寄り駅はホーム一面真っ白で、なんだか北国にいるようでした。

100206_002 水仙も雪をかぶって寒そうです。でも帰宅したら今朝のことが嘘のように、どこもすっかり乾いて跡形もなかった。

pig今日の一品

100129_001 ちんぴらというちくわ。川崎にいる時よく見切り品になっているのが気の毒で買ってみたのですが、とにかく食べてみて、美味しいから(真矢みき風)! ちくわ好きの私のぴか一の品です。豊橋ヤマサの特選ちくわより美味しかった。

chick昨日まわってきた回覧板に交通事故のことが書いてあって、愛知県はご存知通り車の街なので当然事故数も多く全国ワーストワンなのですが、その愛知でもなんと岡崎市が死亡事故トップという衝撃の事実が。そういえばタクシーの運転手さんに引っ越してきたことを話したら、「夜は運動とかゆーて歩ったらいかんよ」と言われました。「撥ねても、みんな逃げるでね」って。そのチラシもドライバーへの注意を呼び掛けるものではなく、夜間は反射するものを身につけるとか、自分の身は自分で守りましょうみたいなことが書いてあり。信号が青に変わっても、交通安全教室のように左右を確認してから渡る毎日です。

2010/02/05

太陽と生きる

今日は冷え込んで7時頃の気温は-2度を下回っていました。
歩いて2・3分のショッピングセンターへ行くのにも風が入らないよう完全防備。
いつもは暑すぎるスーパーの暖房が、今日は本当にありがたかった。

pigある日の出来事

なぜ私は、ここ岡崎にいるのか?初めの頃にそう書きました。その意味はまだまだわからないけれど、と。
先日ベランダの花の手入れをしている時に、答えは訪れました。
でもね、書けなかったの。「はぁ?」と思われそうで。
私自身半信半疑なんですが、でもおそらく間違いはないだろうと思うので、報告します。
信じない人は信じなくていいので、興味がある人だけ読んでください。
さっぱりわからないということも当然あると思うので、それはそれで何か変なこと書いてると思ってください。
私が岡崎に来たのは、太陽とのつながりを強く意識するためだったようです。
この前太陽の暖かさは素晴らしいということは書きましたが、本当に最近心から「ああ、幸せだなあ」と感じることが多くなり、それは太陽を常に意識して生活するようになったからかもしれないと思うのです。
私にとっては大きな意味がある出来事で書きたいことがいっぱいあるのですが、まだうまくまとまらないので今日は報告まで。

余談ですが、越してきてすぐの頃、風の強い日に川沿いを歩いていたら、何かに頭を殴られました。人ではないです。私の周りには誰もいませんでしたから。最初は鳥が当たったのかと思ったんです。でも柔らかくも温かくもなくて、考えられるとしたら折れた木の枝なんですが、かなり痛かったのに当たったと思った頬に傷もなく、頭も切れた様子もなく、何が起きたのかわからなくて、しばし立ち尽くしました。
そして、ああ、これは叱られたんだと思いましたね。東京に帰りたい、帰りたいって言っていたから。

pig今日のお献立
白菜鍋→雑炊
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今日は白菜が安かったので、豚肉とお鍋に。薄切り肉を塩コショウしながら白菜の間に挟んで切って、お鍋に並べて水を注いで好みのおだしで煮るだけ。今日は残りご飯で雑炊にするので和風だしの素。中華でもコンソメでも合います。今日は白菜4分1でしたが、もっとぎゅうぎゅうに並べれば見た目もきれいで白菜半分ぺロりいけます。

chick今まで分の小説を別ページに移しました。毎日じゃなくて時々まとめて書くと思います。また、以前やっていた織物の作品も載せましたので、興味のある方のぞいてみてください。

今月前半までは、不定期更新で内容もまちまちな感じになりますが、ご了承くださいませgawk

2010/02/04

立春

pig今日の出来事

朝、駅に向かうのに川沿いの道を歩いていると、線路の向こうに散歩中のおじさんと柴ワンちゃんがいました。踏切が開いたのでおじさんが「ほら行くぞ」とリードを引きましたが、ワンちゃんは土手を気にして進もうとしません。ネコでもいたのかしらん? 彼らとすれ違いながらワンちゃんが見ていた方に目をやると、そこにはひっそりと咲いている梅と水仙が。暦の上では今日から春。頬を過ぎる風は切るような冷たさでしたが、人間でいうと色白秋田美人の柴ちゃんのおかげで春を感じることができました。

そんな素敵なことがあったおかげで、今日はとてもツイてる一日で、すべてがうまくいきました。ありがとうございました。
あのワンちゃんにまた会いたいな。私の幸運の女神様です。

pig今日のお献立
♦あんかけスパゲティ(ミラカン)
♦野菜スープ

100204_001
名古屋名物あんかけスパゲティ。スーパーで人気店のレトルトソースが買えます。
越してきてすぐに「自分で作ってみる前に、どんなものか一度食べてみねば」と、ヨコイに行ってミラカンを食べてきました。でもね、私には辛みしか感じなかったのと、お値段高めで残念な感想。で、我が家ではチャオというお店のレトルトルーに、太麺ではなく通常のパスタで作っています。最初はヨコイの太麺(2.2mm!)で作ってみたのですが、普通の太さの方がソースの味がよくわかるので、二度目からはその時安売りのパスタ(笑) 太麺はもちもちして美味しいので、鍋のシメとか和風パスタが良さそうです。
100205_001 ソースはこれ。一人前が2袋入って398円。玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、赤いウインナー(これが大事)、ベーコンを炒めて、茹でた後これも油で炒めた麺の周りにかけるだけ。今度はこのチャオに行って、お店の味を確かめてきたいと思います。
野菜スープは、千切りにした玉ねぎ・ニンジン・キャベツをバターでしんなりするまで炒めたら、水とブイヨンを入れて煮込んで、塩・コショウで味を調えるだけ。ちょっとじっくりめに煮込んだ方が甘味が出て美味しいです。

2010/02/03

ここではないどこか

急速にペースダウンですみませんbearing
今日は予告だけしてほったらかしだったユーキャンのCMに物申すの件です。

資格を取ろうと努力するのは良いことです。今の仕事に+αしたいとか、勉強したい分野だからとか。私が見過ごせないのは、「資格を取って新しい自分発見!」のような誘い文句です。今の職場でうまくいっていないとか、結婚するのに今の状態では親の許しがもらえないとかいう設定に、「他にいいところ探しましょう」的なニュアンスで「資格をとるならユーキャン」ってどうなの?、って思うわけです。

現状に不満があると「ここではないどこかに自分の能力を最大限生かせるところがある」と思いがちです。でもね、ないの、そんなところ。
「この職場ではダメダメな私だけど、頑張って資格を取ればきっとイキイキと仕事ができる素晴らしい職場が見つかるはず!」と思って、蒼井優ちゃんは勉強に励んでいますが、一つの職場で満足な結果を出せないまま方向転換する人に、果たして良い職場が巡ってくるのかしらんと私は思うのです。
逃げることも必要ですよ。理不尽ないじめにあったり、過度のストレスで体調壊してまで続けることはないです。でもね、うまくいかないのは何かが間違っているからなんです。そしてその原因は他でもない「私」にあるんです。上司でも同僚でも後輩でもないのです。こういうとまた言葉が過ぎるかもしれませんが、いろんな職場を経験してきて思うのは、トラブルを招く最大の原因はその人が仕事ができないということです。そして仕事ができない人というのは、その職場でどんな立場でどういう働き方をしたらいいのかがわからない人です。今いる職場でさえすらそうなんですから、ここではないどこかへいったところで同じことの繰り返しです。そしてどんどんレベルを下げて行っていることに気がつかない。このあたりについては今日の一冊に詳しく書いてあります。

自分探しの旅に出たけど見つからず、でもユーキャンの講座で自分見つけよう!って、そういう怖いことをあっけらかんと流しているCM、本当にやめてほしいです。
あのね、本当の自分なんていないんです。自分探しというのは、「今ここにいる私はおいといて、本当は別の何か思ってもみないような私がいるかも」という期待ですかね。 どうして自分を他に探す必要があるんでしょう?他に探してしまうからややこしくなるんであって、今ここでこうやって仕事できなくて悩んでいる自分をまず見つめましょうよ。彼女の父親から結婚の許しをもらえない僕と向き合ってみましょうよ。何が間違っているんでしょう。 その間違ったことは資格を取れば解決するのでしょうか?

こんなご時世だから資格を取ろうという押しはわかりますが、ずっとうちにいた主婦が就職口を探すのに「資格があればねえ」っていうバージョンも、嘘を言ってはいけないと思うのです。何の資格なのか設定はわかりませんが、「資格有されど未経験・働くのはブランクありの主婦」と、「資格なし・新卒」だったら、どちらを雇うかはこのご時世だからこそ明白です。考えたらわかります。不安心理に付け込むやり方が許せん!と私は憤るのです。

夢のような仕事とか職場があるとしたら、それは自分で作るものじゃないですか?
どうやったら仕事がやり易くなるか、もめごとが少なく楽しい職場にできるか、今日より明日が少しでも良くなるように考えて毎日努力することが一番の近道です。誰かの文句を言ったって何にもうまれません。ストレスとしわぐらいです。仕事って受け身では決してうまくいかないと思うんです。誰かがやってくれれば、彼が変わってくれれば、そう思ってイライラしているなら、自分がやりましょうよ、私が変わりましょうよ。神様は、そうやってみんながどうやったら楽しく仕事ができるか考えて頑張っている人を応援してくれます。頑張ってくれて嬉しいのでたくさん課題を出してきます。どんどんクリアしていけるようになったらご褒美をくれます。怪しい話って信じなくてもいいですよ(なんだかひとりさんみたいですが)。
でもそう思ったほうが楽しくないですか?

今日も職場で若い男の子が「毎日ミスするし、もうこのバイトは次はやりません。明日にでも来なくていいって言われたら即辞めます」って言っていました。就職が決まった学生さんで春からは社会人です。

なんだかだいぶ脱線した気もしますが、目の前の仕事を精一杯やってくうちに、皆が憧れて探そうとしている天職というものになるんではないでしょうか。いきなり神の啓示を受けて才能が開花するようなものが天職なのではなく、今ご縁がある仕事が天すなわち神様から与えられた仕事だと思うんです。だって本当に縁がなければその仕事に就けないんですよ。こんっなに様々な職種があるなかで、今あなたがその仕事をしているのは必然なんです。だから今のその仕事を大事にしましょう。「ここではないどこか」はありません。

pig今日の一冊

興味のある方、読んでみてください。

pig連載小説「リサイクル」(7)→たぶん

市から出る子供の誕生日手当は1歳から15歳まで支給され、年齢にかかわらずひとり一律3万円の商品券が配られ、市内のみで利用できる。絵里は駅に隣接したホテルのレストランを予約した。大人1万円、子供は半額の5千円でオーダー式の食べ放題らしく、3万ちょうどで普段は手が出ない高級な料理を満喫しようというわけだ。

モザイク模様の石畳で佑介と華奈が遊んでいるのを、ふざけないでちゃんと歩きなさいとまた絵里が叱る。駅前の広場は噴水もあり、夏場は裸足で遊ぶ子供たちで溢れていた。
市の人口の割には立派なステーションビルを完備して、都会へ出ずとも事足りるよう百貨店から若者に人気のショップまで幅広く揃っている。駅周辺にはほとんどの飲食や服飾のチェーン店が展開しており、東京でしか暮らしたことのない絵里でも、ここでの生活に全く問題はなかった。同じ店構えに同じ商品、店員の質も東京のそれと全く変わりがない、いや接客に関してはどの店もそれ以上かもしれなかった。

駅を中心とした半径500メートル圏内で都会の気分を味わい、そこから少し離れれば美しく整備された住宅街で静かな生活が送れる。加えて事あるごとに支給される手当という名の商品券。この地に移りたいという絵里の希望に反論の余地は見当たらなかった。

だが、と恭介は思う。俺はおそらくこの暮らしに納得しているわけではないのだ、と。

二人の子供達も絵里も何不自由なく楽しそうに毎日を送っている、その笑顔を見ると自分のわがままにすぎないのかもしれないと思うが、やはり胸のしこりは依然そこにある。

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